みせあい、ブランドのトーンを学ぶ独自検索エンジンを実装
キャプション生成は「ブランドの声」をどれだけ再現できるか
Instagram の運用で、最も時間がかかる作業のひとつがキャプション作成です。投稿のたびに、ブランドのトーンに合った文章を考える必要があります。
みせあいの新しいキャプション生成機能は、この作業を 私たちが独自開発した検索エンジン が担います。今回はその選択の背景について書きます。
なぜ汎用 AI ではなく、自社エンジンなのか
「画像から文章を生成する」だけなら、汎用的な AI サービスを呼び出して終わらせることもできました。けれども、みせあいで届けたかったのは 「それっぽい一般的な文章」ではなく、「そのブランドが書きそうな文章」 です。
ブランドの文体は、語尾・改行の癖・絵文字の使い方・話し方の距離感など、微細なパターンの集積 で成り立っています。汎用エンジンに投げると、これらの個性は平均化され、誰が書いても同じような文章が返ってきます。
私たちは、それぞれのアカウントの文体パターンを忠実に学習し、それを再現できる専用エンジン が必要だと判断しました。
どう動くか
仕組みはシンプルです。
- ユーザーの過去のキャプションを、私たちの検索エンジンに登録する
- 新しい投稿の 画像と文脈 を入力すると、エンジンが過去の文体パターンから近いトーンを引き当てる
- 複数の候補がユーザーに提示され、編集して投稿する
検索エンジンは「正解の文章」を作るのではなく、「あなたのアカウントが書きそうな文体の中から、最もこの画像に合うものを引き出す」 役割を担います。
「外から借りる」のではなく、自分たちで作る
汎用 AI を組み合わせるアプローチは、開発スピードでは有利です。けれども、そのプロダクトの体験の中核を、外部のサービスに委ねてしまう という選択でもあります。
私たちは、みせあいの体験の中核 — 「ブランドのトーンを再現する」 という部分 — は、自分たちでコントロールしたいと考えました。エンジンの挙動を細かく調整できるからこそ、ユーザーごとに違う「らしさ」に応えられます。
結び
新機能の表層は「ボタンひとつでキャプションが出てくる」というシンプルなものです。けれども、その裏側には 「外から借りるのではなく、自分たちで作る」 という設計判断が積み重なっています。
これからも、みせあいの体験の中核は、私たちの手の中で磨いていきます。
みせあい → https://miseai.co/